1: 保守的な名無しさん
2015年12月16日朝、アフリカのウガンダの首都カンパラ。海外出張中のホテルの一室で、上田めぐみさん(46)はパソコンを開き、日本国内のニュースサイトにアクセスした。
繰り返すこと数回、ページ上にニュース速報が流れた。「最高裁が原告の請求を棄却 選択的夫婦別姓訴訟」。何度か読み返し、落胆が押し寄せた。
北海道の帯広市で育った。中学生の時、実家のリビングのテレビでなんとなくテレビを眺めていた。学者らが選択的夫婦別姓について討論をしていた。当時、1990年代は夫婦の姓のあり方の議論が初めて本格化した時期だった。画面の向こうで、女性の専門家が夫婦別姓の必要性を訴える。思わずうなずいていた。「なんで女性ばかり姓を変える必要があるのだろう」。心の底に根付いたわずかな「違和感」。しかし、誰かに共有することはなかった。
転機は高校で受けた家庭科の授業。当時はまだ女子生徒のみ家庭科が必修だった。家庭科の女性教師が自身の経験を語ってくれた。結婚した時、姓を変えたくなかったこと。しかし、周囲の圧で改姓を余儀なくされたこと。そして、今もそれを後悔しているということ…。
進路に迷っていた高校3年生の時、たまたま立命館大学のパンフレットを読み、事実婚の法的保護などジェンダーを専門にするゼミの存在を知った。この問題をもっと勉強したい。将来の進路が決まった瞬間だった。
大学では、家族法とジェンダーを学んだ。日本国内の問題を知るにつれ、視線は海外でのジェンダー問題にも。大学卒業後、イギリスの大学院で「ジェンダーと開発」の修士号を取り、フランスにも2年間語学留学をした。JICAの青年海外協力隊に志願し、南米ボリビアで2年間働いたのち、JICAやNGO、国際機関のジェンダーの専門家として、南米やアフリカで、念願だったジェンダーに関わる仕事に就いた。
そんな仕事に追われる日々の2011年3月、一時帰国中に住んだ都内のシェアハウスで夫と出会った。トントン拍子で関係を深め、約1年後に交際。13年2月、2人でシェアハウスを退去し、同居を始めることになった。当初は、結婚は考えていなかったが、一緒に過ごすうちに、「この人なら」と思えた。
直後の11月に、レストランで結婚式を開くことに決まった。結婚を意識した時になって初めて、夫に「私は姓は変えたくないよ」と告げた。夫は「だったら、自分が変えようか」とも提案してくれた。でも、自分がしたくないことを夫に強要させることに違和感があった。話し合った末、事実婚で夫婦別姓のまま生きていくことを決めた。家族や友人も背中を押してくれた。
そんな最中、選択的夫婦別姓を求める初めての集団訴訟が行われていた。自分たち夫婦に直接的に関わるため、裁判の行く末は常に気になっていた。「もしかしたら現状が変わるかも」。そんな期待があった。
しかし、15年12月、最高裁で出された結論は「棄却」だった。自分までもが否定された気がして、精神的なショックも受けた。半年あまり、耳鳴りやめまいが止まらなかった。
そして、第3次訴訟となる今回、夫婦で原告として参加することに決めた。「今回で最後にしたい」と意気込みつつ、こう語る。「『姓』は自分そのものを表現する大切なもの。そんな姓を夫婦片方しか選べず苦しむ人が大勢いる。夫婦別姓を選ぶのも同姓を選ぶのも、誰かを否定するものじゃないと知ってほしい」
筆者も夫婦の姓について、我が事として考えたことがある。2022年に結婚した際、妻の姓を選んだからだ。
元々は旧姓の「田中」を名乗っていた。幼い頃から「結婚後に姓を変えるのは女性」だと疑わずに生きてきた。自分が改姓しようと思ったのは、婚姻届を目の前にした時だった。「夫の氏」「妻の氏」と、どちらかにチェックを入れる箇所を見て、ふと「私が姓を変えてもいいのでは」と思った。
友人や同僚と話す時、記者は下の名前の「紳顕」に由来するあだ名で呼ばれることが多かった。しかし、妻は苗字の「松岡」から来るあだ名で呼ばれることが、ほとんどのようだった。だから、これまでの姓を失った時に、より喪失感が大きいのは妻の方ではと思った。
妻も当初は戸惑いを見せたが、生まれ持った姓でこれからも生活できることに、ほっとしたような表情を浮かべた。双方の親も理解を示してくれた。
違和感は、姓が二つある事に起因するものだった。当時の職場では、結婚後も「田中」を名乗っていた。しかし、区役所や病院では「松岡」と呼ばれる。職場とプライベートで、別人格の自分が2人いるように思わされ、どこか心がざわつくこともあった。(抜粋)
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/ad6c3f87e1f30b83b557c859979f1d6242df6957&preview=auto
繰り返すこと数回、ページ上にニュース速報が流れた。「最高裁が原告の請求を棄却 選択的夫婦別姓訴訟」。何度か読み返し、落胆が押し寄せた。
北海道の帯広市で育った。中学生の時、実家のリビングのテレビでなんとなくテレビを眺めていた。学者らが選択的夫婦別姓について討論をしていた。当時、1990年代は夫婦の姓のあり方の議論が初めて本格化した時期だった。画面の向こうで、女性の専門家が夫婦別姓の必要性を訴える。思わずうなずいていた。「なんで女性ばかり姓を変える必要があるのだろう」。心の底に根付いたわずかな「違和感」。しかし、誰かに共有することはなかった。
転機は高校で受けた家庭科の授業。当時はまだ女子生徒のみ家庭科が必修だった。家庭科の女性教師が自身の経験を語ってくれた。結婚した時、姓を変えたくなかったこと。しかし、周囲の圧で改姓を余儀なくされたこと。そして、今もそれを後悔しているということ…。
進路に迷っていた高校3年生の時、たまたま立命館大学のパンフレットを読み、事実婚の法的保護などジェンダーを専門にするゼミの存在を知った。この問題をもっと勉強したい。将来の進路が決まった瞬間だった。
大学では、家族法とジェンダーを学んだ。日本国内の問題を知るにつれ、視線は海外でのジェンダー問題にも。大学卒業後、イギリスの大学院で「ジェンダーと開発」の修士号を取り、フランスにも2年間語学留学をした。JICAの青年海外協力隊に志願し、南米ボリビアで2年間働いたのち、JICAやNGO、国際機関のジェンダーの専門家として、南米やアフリカで、念願だったジェンダーに関わる仕事に就いた。
そんな仕事に追われる日々の2011年3月、一時帰国中に住んだ都内のシェアハウスで夫と出会った。トントン拍子で関係を深め、約1年後に交際。13年2月、2人でシェアハウスを退去し、同居を始めることになった。当初は、結婚は考えていなかったが、一緒に過ごすうちに、「この人なら」と思えた。
直後の11月に、レストランで結婚式を開くことに決まった。結婚を意識した時になって初めて、夫に「私は姓は変えたくないよ」と告げた。夫は「だったら、自分が変えようか」とも提案してくれた。でも、自分がしたくないことを夫に強要させることに違和感があった。話し合った末、事実婚で夫婦別姓のまま生きていくことを決めた。家族や友人も背中を押してくれた。
そんな最中、選択的夫婦別姓を求める初めての集団訴訟が行われていた。自分たち夫婦に直接的に関わるため、裁判の行く末は常に気になっていた。「もしかしたら現状が変わるかも」。そんな期待があった。
しかし、15年12月、最高裁で出された結論は「棄却」だった。自分までもが否定された気がして、精神的なショックも受けた。半年あまり、耳鳴りやめまいが止まらなかった。
そして、第3次訴訟となる今回、夫婦で原告として参加することに決めた。「今回で最後にしたい」と意気込みつつ、こう語る。「『姓』は自分そのものを表現する大切なもの。そんな姓を夫婦片方しか選べず苦しむ人が大勢いる。夫婦別姓を選ぶのも同姓を選ぶのも、誰かを否定するものじゃないと知ってほしい」
筆者も夫婦の姓について、我が事として考えたことがある。2022年に結婚した際、妻の姓を選んだからだ。
元々は旧姓の「田中」を名乗っていた。幼い頃から「結婚後に姓を変えるのは女性」だと疑わずに生きてきた。自分が改姓しようと思ったのは、婚姻届を目の前にした時だった。「夫の氏」「妻の氏」と、どちらかにチェックを入れる箇所を見て、ふと「私が姓を変えてもいいのでは」と思った。
友人や同僚と話す時、記者は下の名前の「紳顕」に由来するあだ名で呼ばれることが多かった。しかし、妻は苗字の「松岡」から来るあだ名で呼ばれることが、ほとんどのようだった。だから、これまでの姓を失った時に、より喪失感が大きいのは妻の方ではと思った。
妻も当初は戸惑いを見せたが、生まれ持った姓でこれからも生活できることに、ほっとしたような表情を浮かべた。双方の親も理解を示してくれた。
違和感は、姓が二つある事に起因するものだった。当時の職場では、結婚後も「田中」を名乗っていた。しかし、区役所や病院では「松岡」と呼ばれる。職場とプライベートで、別人格の自分が2人いるように思わされ、どこか心がざわつくこともあった。(抜粋)
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/ad6c3f87e1f30b83b557c859979f1d6242df6957&preview=auto
引用元記事の要約
夫婦別姓を求める集団提訴に参加する12人の事実婚カップルが、夫婦別姓を認めない現行法の憲法違反を主張。提訴に至った背景には、性別に基づく姓の変更への疑問と個人のアイデンティティを尊重する思いがある。選択的夫婦別姓が社会の多様性と個々の権利を認めるステップとして注目されている。
6: 保守的な名無しさん
少子化が捗るぜ
12: 保守的な名無しさん
お前は何を言っているんだ (-_-;)
夫は「だったら、自分が変えようか」とも提案してくれた。でも、自分がしたくないことを夫に強要させることに違和感があった。話し合った末、事実婚で夫婦別姓のまま生きていくことを決めた。
夫は「だったら、自分が変えようか」とも提案してくれた。でも、自分がしたくないことを夫に強要させることに違和感があった。話し合った末、事実婚で夫婦別姓のまま生きていくことを決めた。
22: 保守的な名無しさん
>>12
変えようという夫の意向を曲げさせてるのも強要だよね
結局、この人のわがままに付き合わせてる
この夫はたぶん優しい人だからそんなことは言わないだろうけど
変えようという夫の意向を曲げさせてるのも強要だよね
結局、この人のわがままに付き合わせてる
この夫はたぶん優しい人だからそんなことは言わないだろうけど
15: 保守的な名無しさん
奥さんの名前が「かおる」で、旦那の名字が「おまた」だったりしてね。
17: 保守的な名無しさん
奥さんの名字が「もりお」で、旦那の名前も「もりお」かもしれない
18: 保守的な名無しさん
仮に旧姓30年使ってても、結婚後の人生で新しい姓名50年以上使う。
アイデンティティとか大切なのかもしれんがその先の人生の長さ考えて適応したほうがいいろ
アイデンティティとか大切なのかもしれんがその先の人生の長さ考えて適応したほうがいいろ
20: 保守的な名無しさん
おいらは保守だが夫婦別姓は賛成だな。夫婦は一心同体ではない、適度な距離が必要だから
25: 保守的な名無しさん
家を継がない子供を作らないんだったら結婚という契約をしなくてもよくね?
29: 保守的な名無しさん
>>25
なんでも自由がいいんだったら
勝手にやればいいのにね
シングルマザーとかいうことばも
できて、かえって優遇されてるし
なんでも自由がいいんだったら
勝手にやればいいのにね
シングルマザーとかいうことばも
できて、かえって優遇されてるし
27: 保守的な名無しさん
素朴な疑問なんだけど、別姓希望の人達って墓まで考えてるの?集合墓地?それとも別姓のままどっちかの墓に入ろうとしてるのか
28: 保守的な名無しさん
>>27
そんな深い考えはない
そんな深い考えはない
33: 保守的な名無しさん
>>27
墓なんて今どきどうでもいいだろ。
夫婦で新しい墓建てる家も多いぞ。
んでもって墓標に書いてある事も今やフリースタイルで「~家乃墓」とかいうのがむしろ少数派。
複数の姓が書いてあるのだってある。
墓なんて今どきどうでもいいだろ。
夫婦で新しい墓建てる家も多いぞ。
んでもって墓標に書いてある事も今やフリースタイルで「~家乃墓」とかいうのがむしろ少数派。
複数の姓が書いてあるのだってある。
35: 保守的な名無しさん
>>33
新しい墓なら問題ないが。先祖のとこ入るのが安く済んで子供にも一番負担ないのにな。まぁ調べたら墓の権利者が認めれば別姓も同じとこ入れるみたいだな
新しい墓なら問題ないが。先祖のとこ入るのが安く済んで子供にも一番負担ないのにな。まぁ調べたら墓の権利者が認めれば別姓も同じとこ入れるみたいだな
39: 保守的な名無しさん
>>33
うちの親が新しく墓立てたけど、墓石には好きな言葉が彫ってある
新しい墓地だからか、他の墓もさまざまだね
うちの親が新しく墓立てたけど、墓石には好きな言葉が彫ってある
新しい墓地だからか、他の墓もさまざまだね
32: 保守的な名無しさん
俺は別姓には反対かな
やはりややこしい
親権もあるし
やはりややこしい
親権もあるし
41: 保守的な名無しさん
なんでそんなに「苗字」に執着すんの?
確かに相続関係では苗字がものを言うのが現実なんで
そんへんに問題がある家ならわかるわw
私がそういう立場なんでw
でもそれ以外ならこだわる理由がわかんないわ
確かに相続関係では苗字がものを言うのが現実なんで
そんへんに問題がある家ならわかるわw
私がそういう立場なんでw
でもそれ以外ならこだわる理由がわかんないわ
46: 保守的な名無しさん
病院で結婚後の名字呼ばれる違和感ってあるが。子供できたら自分より、子供の名字で毎日呼ばれるんだから結局は別姓のが違和感出てくると思うぞ。自分の腹から出た子供なのに名字が違うことに
55: 保守的な名無しさん
別姓な上で、単身赴任とかで別居婚の場合だと夫婦や親子証明がかなり難しくなるな。住所一致すればある程度証明できそうだけども。それ以外は毎回戸籍謄本とか?
56: 保守的な名無しさん
>>55
免許証やらパスポート、マイナカードの存在は無視ですか
免許証やらパスポート、マイナカードの存在は無視ですか
60: 保守的な名無しさん
>>56
パスポートは今は新旧名字が併記されてるんだっけ。免許証、マイナンバーカードは個人証明であり家族証明にはならん。保険証なら扶養者名は書いてある。今までは、例えば携帯ショップとかで保護者身分証が必要であれば名字一致で大体通っただろうけども
パスポートは今は新旧名字が併記されてるんだっけ。免許証、マイナンバーカードは個人証明であり家族証明にはならん。保険証なら扶養者名は書いてある。今までは、例えば携帯ショップとかで保護者身分証が必要であれば名字一致で大体通っただろうけども
76: 保守的な名無しさん
>>60
適当な事言ってんなよ
マイナカードで世帯情報も引き出せる
市役所で使った事ないんかアホ
適当な事言ってんなよ
マイナカードで世帯情報も引き出せる
市役所で使った事ないんかアホ
61: 保守的な名無しさん
変えるのが圧倒的に女性だからこんな話が出てくるんだよ
離婚しても男はそのままでいいわけだから
離婚しても男はそのままでいいわけだから
62: 保守的な名無しさん
子供がほしい人は同じ名字にすれば?
いらない人は別姓でいいと思う
いらない人は別姓でいいと思う
63: 保守的な名無しさん
苗字は家族を表す名前なんだから家族でいる間は同じ苗字がいいと思う
64: 保守的な名無しさん
子供は私の名字
あなたはお金をだすだけでいい
あなたはお金をだすだけでいい
66: 保守的な名無しさん
まあ嫁がやだって言うなら選択できるのもあり何じゃない?でもそれで男が拒否して破談になるのもまた人生だし
一体感ないから俺は別は嫌だな
一体感ないから俺は別は嫌だな
67: 保守的な名無しさん
パパ活女子とかが、別姓親子だと携帯契約したり宿泊したり更に活動やりやすくなるわけだな。別姓でいい面もあるかもだが、それより悪用方法も色々できそうな気がする
74: 保守的な名無しさん
うちは長男と長女どちらも一人っ子だからどちらかの家がなくなる
82: 保守的な名無しさん
自分で勝手に元の性を名乗ればいいだけじゃないのか
21: 保守的な名無しさん
こんなに名字にアイデンティティ感じてる人いるんやな
自分は自分なので、名前なんてどうでも良い派だわ
自分は自分なので、名前なんてどうでも良い派だわ
5: 保守的な名無しさん
子供のこととか考えないのかな?
夫婦別姓したい人って
夫婦別姓したい人って